Amninni !! 宮脇 臣の声楽道

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ヴェルディ作曲 『レクイエム』

続けてもう1つ演奏会のお知らせです。

9月3日に出演させて頂いたコンサートの皆様と共にヴェルディ作曲のレクイエムを演奏させて頂きます。しかも今回はテノールソリストを務めさせて頂きます。

 

ヴェルディのレクイエム、声楽を志す者なら一度は歌いたいと憧れる作品ではないでしょうか。しかし勉強していると、死というのがテーマですから精神的タフさが問われます。憧れは一瞬にして現実へと変化しましたが、これがまたヴェルディのレクイエムの良さなんだと強く感じます。

というのも、ヴェルディのレクイエムには人間臭さ、主に欲や情など決して綺麗とはいえない人間の身勝手さなんかも鮮明に表現されています。これはヴェルディ自身がキリスト教徒ではなかったからこそ作れたものなのかもしれません。

 

私もこの一年で大事な方を亡くしました。人はいつか死ぬというけれど、やっぱり亡くなるのは悲しい。何故もっと…と思ってしまいます。

まさにヴェルディレクイエムはこの心境を表しているように私は感じます。

 

世界では沢山の悲惨な事件が起こっています。おそらく自分が知らないことも沢山あるはず…

レクイエムを通して、少しでも自分の魂を燃やすことが今の自分に出来ることではないでしょうか。

 

少々重めのお話となってしまいました。
すみません!!(真面目過ぎだし固いという声が聞こえてきそうなんでこれで終わります。笑笑)


もしご興味のある方がいらっしゃいましたらjin.miyawaki1220@gmail.comまでご連絡頂けましたら嬉しいです。


日時:11月24日(金)
ヴェルディ『レクイエム』
会場:千葉市民会館 大ホール
開場: 18:15 開演:19:00
座席 前売:3500円 当日:4000円

https://nkmusicoffice.wixsite.com/nk-music-office/blank-3

 

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皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

 

二期会の歴史と演奏会のお知らせ

こんばんは。

 

昨日の話ではありますが、二期会公演の蝶々夫人を聴きに行きました。

 

二期会研修所に所属してから初めて聴きに行った二期会公演の蝶々夫人
私のオペラデビューも蝶々夫人のゴロー役だったこと、またつい最近蝶々夫人とピンカートンの二重唱を歌わせて頂いたこともあり、沢山考えさせられる公演でした。

 

蝶々夫人は最後に子供を手放すことを受け入れ、短剣にて自害します。家族との縁を切ってまでも自分の判断を信じてピンカートンに嫁いだ蝶々夫人。自害をするその短剣は代々家に伝わるものです。どんな思いで短剣を持ち出し命をたったのか…考えるだけで心が痛くなりますが、若いながらにも凛と覚悟が座ったことを表す音楽には鳥肌が立ちます。

 

私が蝶々夫人役を演じることは叶いませんが、全てを捨ててでも一緒にいたいと思わせることが出来るピンカートンになりたいと思いました。(どこからかならんくて良いと聞こえてきそうですが…)

 

必ずあの舞台に立つぞ。そんな心境です。


そして皆様にご報告があります。
私が所属する二期会研修所の第94回研修所コンサートに出演させて頂けることとなりました。
94回目という歴史あるコンサートに出させて頂けることに感謝と責任を感じております。
今回は大学の同期でありますソプラノの牧野さんと共に、モーツァルトのオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』から「もう少しで抱擁の中へ」を歌わせて頂きます。
内容はまた改めてお知らせさせて頂きます!

 

ご興味がある方がいらっしゃいましたら是非jin.miyawaki1220@gmail.comまでご連絡を頂けましたら幸いです。ささやかながら割引をさせて頂きます。

 

日時:11月17日(金)

第94回二期会研修所コンサート

会場: 北とぴあ さくらホール
開場: 18:00 開演:18:30
座席 A席:3000円 B席:2000円

http://www.nikikai.net/concert/20171117.html

 

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皆様のお越しをお待ちしております!

本番ご報告 その3

 
その3
 
東京に戻り、8月19日には、日本で声楽を志す者とイタリアで声楽を志す者とが集まり1つのコンサートを行いました。
メンバーは気心知れた私の大切なお仲間です。それぞれが現在は別々の目標に向かい活動をしておりますが、コンサートにかける情熱は同じで、お客様に楽しんで頂きたいという思いでいっぱいでした。
内容はイタリア歌曲、日本歌曲、英米歌曲、そしてオペラからアリアや重唱と、盛り沢山のコンサートとなりましたが、雨の中にも関わらず遠方より沢山の方がお越し下さりました。四人で最後に歌ったふるさとでは、お客様の涙を見ることも…ああいう瞬間は忘れられません。
沢山の方に支えて頂いた演奏会でした。
 

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お次は、とある素敵な先生の門下発表会にお声掛け頂き出演させて頂きました。
友情出演というのはおこがましいくらい、こちらが沢山学ばせて頂いた本番でした。80歳を超える方を筆頭に皆様が一人一人真剣に誠実に、そして生き生きと歌われる姿に、何をへこたれているんだと、しっかりしないとと自分を律するような気持ちになりました。先生の人柄を感じる素晴らしい共演者の皆様でした。
 
 

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そして最後に最も直近で出演させて頂きましたのは、私を声楽道に導いて下さった先生でもある飯田夫妻の二人会です。こちらには同期の佐々木さんと出演させて頂きました。
 
飯田ご夫妻のリサイタルは、毎年お客様が笑顔で帰られます。これは本当に凄いことだと常々感じております。
今年は小川・飯田ワールドが炸裂。何と言っても心が温かくなるような、ほろっとする素敵な時間でした。次回開催される際は皆様も是非。
 
自分の演奏はというと、今回も間違いなく共演者に救われました。愛の妙薬からの二重唱を歌わせて頂いたのですが、何回歌っても難しい。まだまだ精進あるんみです。
 
 

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今年はまだまだ大きな本番が有り難いことに続いておりますが、体調に気をつけて頑張らねば!!皆様もお気を付け下さいね!!

本番ご報告 その2

その2
 
そして6月9日、大学の同期である新堂君に誘ってもらい、前半はガラ形式、後半は複数のオペラからハイライトに出演させて頂きました。
現在あるオペラ研修所にて教わっていることと向き合いながらの本番でした。
お客様の心を打つ歌を歌える様な人間にならねば。。。。。
共演して下さった方々には本当に感謝です。
 

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続いては、避暑地として名高い軽井沢での本番。ワインバーRubatoにて三夜連続でガラコンサートに出演させて頂きました。お客様との距離が近くとも時間や感情を共有することの難しさを感じました。そこが歌の面白さでもあるので頑張らねばならぬところです。
こちらのコンサートでは二年目になりますが、昨年に引き続き沢山の素敵な方との出会いを与えて頂いておりますこれらの日ピアニストを務めて下さった藤崎君のパワーは凄まじいものでした。
 

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本番ご報告 その1

ご無沙汰をしております。

久々の更新です。
 
ここ約一年で様々なコンサートに出演させて頂きましたが、その様子を3回に分けて少しずつご報告させて頂きます。
 
御来場下さった皆様ありがとうございました。
 
 
その1
 
まずは、今年2017年1月15日に銀座のビヤガーデンにて開催された『大学の同期生のテノールによるコンサート』です。
この企画は学生時代に芸祭期間中の一出し物として行われたものの再演です。曲目は当時と異なりましたが、久しぶりに集まった同期に沢山刺激をもらいました。

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次は、3月8日、私の師であるイタリア人のGiuseppe Costanzo氏を冠としたコンサート『ジュゼッペコスタンツォが愛した門下生達』に出演させて頂きました。門下というものはただ技術を習うものではなく、師の意思と魂を引き継いでいくという重大な任務があることを感じました。諸先輩方ありがとうございました!

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演奏の模様がupされましたのでお時間のある方ご覧下さい。
 

リサイタル

ついつい自分の文章力の弱さに逃げておりブログが停滞しておりました…

 

こんばんは。街を歩いても紅葉がちらほら見られるようになってきましたが、皆様お風邪など召されていませんでしょうか。

 

さて、私の初リサイタルが明日となりましたが、ありがたいことに全て完売となりました。本当に色々な方々が日頃から支えて下さっていることを実感し感謝しきれません。

 

その場に来て下さった方々に名曲の魅力が伝わるか、そのパイプ役となる自分の心と体に今までは神経を集中しておりましたが、ここ二週間で新たな角度からの発見がありました。

いや…音楽は本当に深いです。年齢や経験と共に音楽への見方が変化していることを感じ、自分の性格を再認識すると同時に、お客様により鮮明に音楽で伝える方法が見つかり喜びを感じております。

直ぐにはなかなか出来ませんが…

 

明日は来て下さるお客様が、帰宅時に思わず口ずさんでしまうようなコンサートとなることを願い、これからイメージトレーニングをしたいと思います!

 

皆様、会場にてお待ちしております。

どうか道中気をつけてお越し下さいませ。

 

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カターニア大聖堂にて

 

 

宮脇 臣

 

 

『心、歌心』と『音楽性』

皆様からのFacebook上での沢山の良いねクリック、ありがとうございます‼︎

 

既に緊張と重圧で記事を書けなくなっております。ここでやめてしまえばいつもの私なので、歌同様、理屈ぽくはなるかと思いますが、なるべくどんな方が読んでも分かり易い文章を書いていけるよう努力していきます。温かい目で見守って下さい。

 

さて、今日は音楽性というものについて考える1日を過ごしております。

 

『音楽性』というと皆様はどんなことを想像されますか?

 

意外と答えにくいというか言葉では表しにくいものではないですか?

インターネットで音楽性とは何かと調べたところ、やはり色々な見方があるようです。

 

かく言う私も、この音楽性について未だはっきりとは応えられません。。。

ただし、一つだけ、これは声楽を勉強している方や、歌手を志している方は

勘違いし易いことであるのですが、

『心、歌心』があるということと『音楽性』があるということは別物だというのことは強く思います。

 

前者には表したいという意欲のエネルギーはありますが、そこに技術能力はあまり関係がないように思います。どちらかというと歌詞感情をそのまま表した、つまり型というかルールがないのです。

しかし、後者は自分が楽譜や詩から感じたメッセージやイメージや時間の経過や感情の動きをどのような響きで表すのかを、自分の知っている響きの種類から選ぶ必要があります。響きの生み出し方についても、それぞれの音楽の特徴や美しさや感動を引き起こし易い感覚が関係してきます。

(音ではなく響きと書いた理由については、音を操るのは既に作曲家がやっている作業なので、あえて響きという書き方を私はしました。響きについては専門的に答えることは省略させて頂きますが、私が出来る限りの身近な表現をするなら、言霊の核が皆様が生み出した音、振動音で、周りの炎のようなモヤモヤが共鳴音、つまり響きというイメージです、余計分かりにくくなったらごめんなさい。)

 

『心』でも例外はあります。その音楽の特徴や美しさや感動を引き起こし易い響きを、何も考えなくても意識せず習得しなくとも生み出せる人もいるからです。

しかし、無意識という点が脆いところでもあります。つまり応用することや、より鮮明にしていくことが難しいことと、精神や身体や脳の変化と自分の感覚の誤差を埋められなくなるからです。

 

『音楽性』にも勿論『心』はあります。

むしろこれがないと、何を元に響きを選べば良いかわかりません。

重要なのは、その『心』が『叫びや訴え』ではなく、『語る』ように相手の心に鮮明に届けられているかということです。人によっては、聴き手の心に響きで『描ける』かとも言われます。つまり責任を最後まで持っているということです。

そうすれば時々『丸裸な心』を出したとしてもちょっとしたエッセンスになると思います。

 

これは技術にもかなり関係してきますし、日本の建物の響きなどに慣れている耳をもつ日本人には見つけにくく、繊細な筋バランスから成り立つもので、意識していても変わっていってしまうこともあります。(だからといって日本人には無理だとは思いません。むしろ理解して出来れば強みになると私は思います。)

 

皆様の好きな歌手や演奏家がどんな響きで『心』を描いているか、どのような響きに一度しかない人生をかけているか感じて頂けたら、演奏家達にとってこの上のない幸せなことだと思います。

 

私は『丸裸な叫びや訴え』という攻撃ではなく、響きを用いた『心』を表せる音楽になるよう音楽性を高めていきたいと思った1日でした。

 

 

写真はシチリアのMotta(モッタ)という街の教会でクリスマスコンサートに出演し、ソロを歌わせてもらった時のものです。山の上にある小さな街ですが、とても愛くるしい雰囲気が漂うところです。

あの名テノール歌手のGiuseppe di Stefano(1921年〜2008年 享年86年)が生まれた地で、この教会にもミラノへ行くまで通っていたそうです。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

宮脇 臣